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日本の南の端っこ、宮古島へんみゃ~ち!

宮古島へんみゃ~ち!⇒「宮古島へようこそ!」

近年、宮古島には沢山のマンション・ホテルが立ち並び、近代化が進んでいます。「水道」「電気」「通信」 などのインフラがより良い生活を目指し急激に発展しました。
けれどその陰で置き去りになっているインフラ事業があることを知っていますか?
島が急激に発展したのと同じだけ、島を急激に脅かしている事業の遅れがあることを知ってください。

上水のこと

現在伊良部島の水は伊良部大橋の下を流れて集落までやってきます。生活用水として様々に利用されます。

汚水のこと

じゃあ、使った水はどこへ行くの?なんと!!!

伊良部島には、下水道設備や処理施設はありません。雨水は島が飲み込んだり、海に流れ出たりしています。生活用水は全て伊良部島が飲み込んでいます。
そんな土壌で作物を育て、日々生活をしている伊良部島です。宮古島の中心部(平良市)以外はほぼ同じ状況ですね。宮古島への負担を少しでも減らすため、浄化槽設置が義務化されたのはほんの少し前のお話です。

浄化槽設置義務

浄化槽・・・汚水を微生物の力で綺麗にする装置。

現在の伊良部島には浄化槽の設置義務があります。当宿の駐車場のマンホールの下に埋め込まれているのが浄化槽です。
(店舗なので大きな30人槽が入っています。)
生活用水処理に必ず浄化槽を通す事が条例で決められたのは2001年4月の事。以前はトイレの汚水のみが指定されておりその他の汚水は垂れ流しを許されていたのです。そのため今でも古い民家は、垂れ流しています😣
本来回収されるべき処理水ですが回収施設や放出する河川が無いため、残念ながら島に飲んでもらうしか処理方法が無いのが現状です。

微生物が頑張る装置

浄化槽の中には微生物が暮らしていて、彼らの力により汚水が浄化される仕組みになっています。
微生物は生き物なので塩素(ハイター)が混入するとたちまち死んでしまいます。大量の食器用洗剤・シャンプー&リンスも微生物は好みません。もし、彼らが死んでしまったら・・・。
最終の放流水が汚水のまま流れ出してしまいます。島に飲まれる水が汚水になってしまうという事なのです。
それを食い止めるために浄化槽を清潔に保ち管理することが、この島で暮らす私たちに課せられた課題であると考えています。

知ることで島を大切にする活動に参加できます。どうか、皆様にもご協力頂けますことを願っております。